毎日歩くことの大切さ
私の男性型脱毛症により薄毛が進行していた祖父と祖母はとても元気な人で、毎日1~2時間は平気で歩く人でした。私や私の母なんかは人よりも体が弱いくらいなので、そんな祖母の生活に毎度舌を巻いていました。ところが、そんな祖母が、足を怪我してしまったことがありました。当然、それが完治するまでの1~2か月は、一日に何時間も歩くなんてことはできなくなってしまいました。その怪我がほとんど治りかけたある時、私と母は祖母を連れて、近場の温泉に出かけました。そして脱衣所で祖母の姿を見たとき、私たちはビックリしてしまいました。祖母のお腹が、見るからにポッコリと出ているではありませんか!聞くと、歩くという習慣ができなくなってから祖母は急激に太ってしまったということです。それから足が完治し、お散歩の習慣を再開してしばらくしてから再び温泉に行ったときにはお腹はほとんど元に戻っていたので、本当に彼女の話の通りだったのだと思います。ところで、私はデスクワーカーです。昼は1日中座って仕事をし、帰ってからもインドアな趣味に没頭する毎日。運動らしい運動には何一つ取り組んでいました。「このままじゃ健康に悪い、何かしらの運動に取り組まなければ…」と思っていた矢先に、祖母のあの出来事があったのです。私は正直、それまで「散歩」というものの効果について軽く考えていました。しかし、歩くのをやめただけでポッテリと太り、歩くのを再開しただけで元通りに痩せた祖母の姿を見て、歩くということの効果の大きさ、大切さが分かったのです。それからというもの、私は体調が良い日は毎日歩くことを心がけるようになりました。最初は「面倒くさい」という気持ちが強かったのですが、出先で写真を撮ってアルバムを作るなど、自分に適した楽しみ方を見つけて続けたところ、足やお腹がシュッとして、心なしか体力もついてきたと感じるようになりました。私の場合は1日たったの15分~30分程度の習慣ですが、それでもここまで効果があることに驚き、喜びました。この習慣は、健康のためにいつまでも心がけていこうと決めています。